麻葉亭

たまに立ち止まるかもしれないけれど、前を向いて歩いていきたい

親子

夕方スーパーへ買い物へ行くと、どこからか泣き叫んでいる声が聞こえてきました。「やだー、やだー、やだー」
高い叫び声で、小学生の低学年かな、男の子とお母さんがレジの前で戦っているところでした。お母さんが子供の両手首を掴み、男の子は腕を振り回そうとしているように見えました。周りの人たちは下を向いてニヤニヤ。そのうちにお店を出て行ったのか声が聞こえなくなりました。

帰り道を自転車で家に向かっていると、またあの声が!「やだー、やだー、やだー。かえらないー」
道路脇でお母さんの自転車の前に立ちはだかっている男の子。お母さんは何も言わず、子供をにらんでいます。

我が家もよく戦ったなぁと思い出しました。人前でも戦えるくらいお互い遠慮なく仲がいいということなんでしょう。
親子の関係は不思議だと思います。切れない血のつながりは、憎しみや苛立ち、悲しみ、色々な負の感情も全てひっくるめて、結局はお互い忘れることのできない人なんですよね。

帰り道で見かけたコゲラ。逆光のシルエットでもすぐにわかりました。

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