麻葉亭

たまに立ち止まるかもしれないけれど、前を向いて歩いていきたい

片付けられない荷物

私の仕事はちょっと特殊で、家に戻ってきてからもやらなければならないことが色々ある。

子供は子供部屋があるのに、私の居場所はリビング。テレビや会話、日常の雑音の中で仕事を片付けている。

リビングの片隅にたくさんの書類や本が積んであり、ノートPCもその横に置いている。

だんだんその山が高くなってくると、あー、整理しなくっちゃ、と思い、必要なものはスキャナで取り込んで処分したり、本は目を通して、雑誌は選り分け処分したりと、それぞれの場所へさばいていく。

残されたのはPCのみで、場所も気分もスッキリするのだが…。

 

こんな簡単に片付けられないものが日常生活には山積している。

母のことしかり、仕事のことしかり、白黒をつけられず放置することもできずに背中のバッグに放り込んでいる感じだ。

たぶん、生きているということは、多かれ少なかれこういう荷物を背負い続けることなんだろう。もし、母がこの世からいなくなってしまっても、仕事を思い切って辞めてしまっても、何かしら、片付けられない問題がわき起こるのだろう。逆に思うと決着を付けられない問題は、生きている証。だから、重く感じないよう、楽しく背負いたいと思う。実際は難しいけれどね。

 

 

今夜は車で羽田空港へ。首都高はあまり好きではないので、好きな音楽を聴きながら下の道をのんびり走っていこうと思う。