麻葉亭

たまに立ち止まるかもしれないけれど、前を向いて歩いていきたい

たまに写真を撮りたい衝動にかられる

以前はどこに行くにもデジイチを持ち出していました。

ちょっとした時間が出来るとデジイチに300mmのレンズをつけて、鳥を撮りにでかけていました。

鳥を撮らない時も、60mmマクロをつけ、身近な生き物を撮っていました。

野草の花、新芽、昆虫など、生きているものは何でも撮りました。撮り続けると、大体、このくらいの時期にはどんな生き物と巡り会えるか、っていうことがわかってきて、そろそろ会えるかな?と楽しみに待つようになりました。

首から下げていた重い300mmレンズは、今やアルトサックスに変わりました。たまにデジイチを取り出すこともありますが、時間があると習い始めたサックスを家で吹いていることが多くなりました。写真は手軽に撮れるコンデジばかりとなりました。

一つのことをずっと続けて行けるだけの根性も、集中力もないのかもしれません。でも、仕事以外では、楽しいと思えるものに囲まれて暮らしたいと思っているので、これでいいと思っています。

それでも、ふっと素敵な写真に出会ったりすると、写真を撮りにいきたいなぁ、と思ったり・・・。素敵な音楽も人を惹き付けますが、素敵な写真も人を惹き付けますね。自然の写真は作って出来るものではなく、その時偶然に出会った瞬間を、たまたま写真で切り取るだけなので、もしかしたら、同じものがなくそしてすぐに消えてなくなってしまう音楽と似ていて、惹かれているのかもしれません。

 

今、犬の散歩で外を歩いても、生き物といえば鳥や雑草ばかりです。あれだけたくさんいた昆虫は影を潜め、姿を見かけることはほとんどありませんが、知らない間に命が次の世代に引き継がれ、ひっそりと目覚めの時期を待っていることを思うと、散歩の雑木林の中にはたくさんの命が眠っていて、生きている景色に感じます。